小松島市和田島町の歯科医院
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当院の入れ歯製作
しっかりと機能する入れ歯を製作します
機能する入れ歯とは
入れ歯と聞くと「痛い」,「すぐ外れる」,「見た目が悪い」など悪いイメージが先行し,装着することを敬遠されている方が多いのではないでしょうか.入れ歯を装着せずに歯が抜けたまま放置している,過去に入れ歯を作ったけど合わなかったから外したままにしているという方は,きっと少数ではないと思います.
そもそも入れ歯を装着する目的をみなさんはご存じでしょうか.
入れ歯を装着する目的
1.咀嚼機能の回復…食事を噛みやすくするため.
2.審美性の回復…見た目を回復するため.
3.構音機能の回復…お話しやすくするため.
4.咬合支持の回復…残っている歯を守るため.
噛める歯の数を増やすことで食事を噛みやすくする,失った前歯を入れることで見た目を回復する,また失った歯と歯茎の形態を回復することで会話時の息の漏れを防いだり,お口の中での食べかすが溜まりこまないようにして,失った咀嚼などの機能を回復させることが大きな一つの目的です.
もう一つはあまり知られていませんが,残っている歯を不要な力から守るためにも義歯は必要です.例えば,通常成人の方は上下各14本ずつの歯でかみ合いますが,奥歯が4本抜けた場合,本来14本で支えていた噛む力を10本で支えることになり,その結果力に負けて歯が折れてしまったり,大きく揺さぶられることで歯周病が進行しやすくなるなどして,さらに大事な歯を失うことに繋がります.この時に入れ歯を装着して咬合支持域(噛む力を支えるところ)を回復させることで,残っている歯の負担を減らし,歯の寿命を延ばしてあげることが可能になります.どれだけ良い入れ歯を製作しても,ご自身の歯より機能させることは難しく,ご自身の歯を残していくことが,最良の機能回復となります.
痛くない,外れにくいなどの問題が起きないようにすることは当然ですが,それだけでなはく,当院で製作する義歯は上記のような歯を失うことで低下した機能をしっかりと回復し,これ以上ご自身の歯を失わないように噛む力の負担から守ってくれるような入れ歯,すなわちお口の機能を現状の最大限に保つような入れ歯となるように,丁寧に診査・診断をを行い製作を進めていきます.
義歯の種類
レジン床義歯




「レジン」とはプラスチックのことです.プラスチック素材を主に用いた義歯です.
メリットは,保険適用となりますので比較的安価であること,義歯が壊れた時にプラスチックの材料を使って修理をしやすい,などがあげられます.
デメリットは,厚みがあるので違和感がでやすい,熱が伝わりにくくなるので味がわかりにくくなる,などがあげられます.
金属床義歯




金属を主に用いた義歯です.レジンと比較して強度がありますので,厚みを薄く仕上げることが可能で,装着時の違和感を軽減することができます.また,熱が伝わるので食事の味が感じやすくなります.
強度があるので噛んだ時にたわまず,しっかりと噛む力を支えることができるので,入れ歯使用時の痛みが出にくくなり,また,残っている歯を守る効果はレジン床義歯よりも優れています.
費用:コバルトクロム合金 \242,000~
チタン合金 \330,000~
マグネットオー バーデンチャー


磁性金属を埋め込んだ根面板

義歯に埋め込んだ小型磁石
オーバーデンチャーとは,残っている根っこ(残根といいます)の上から装着する義歯のことで,歯周病が進み動揺しており義歯の支えの歯としては使えない状態でも,歯の頭を落として残根の状態にすることで歯の動揺を抑えて,義歯の支えとして利用することが可能になります.
歯茎だけで入れ歯にかかる噛む力を負担すると,歯茎は柔らかいので沈み込み,義歯のかたつきや痛みに繋がりますが,義歯の下に残根があると,義歯の沈み込みを止めることができるので,義歯のかたつき,痛みを抑え,しっかりと歯の感覚を残した状態で噛むことができます.
この残根に磁石のつく磁性体の金属を装着して,義歯に磁石を埋め込むことで,義歯が磁石で残根に吸着し,さらに義歯が安定するようになります.
費用:\88,000(キーパー+マグネット) 義歯の費用は別途必要になります.
ノンクラスプデンチャー


部分入れ歯は金属のバネが歯にかかるので,前歯にバネをかけないといけないような入れ歯は,口元で金属のバネが目立つため見た目を損なってしまいます.
そこで弾性のあるプラスチックを用いて,金属のバネの代わりに歯茎と同じ色のプラスチックを用いることで,バネを目立たなくして義歯を装着していると気づかれにくい見た目となります.
ただし,弾性のプラスチックのみでは入れ歯の強度が少なくしっかりと噛むことができないので,目立たないところでは金属のプレート,フックを用いて,入れ歯の強度をしっかりと保つような設計とする必要があります.